離婚時の不動産買取について!メリットやデメリットも解説

離婚を機にご自宅など不動産の売却を検討しているものの、どうすればスムーズに手放せるのか分からず、お困りではありませんか。
夫婦の財産である家は、売却活動が長引くと財産分与や新生活への移行が遅れてしまうだけでなく、内覧の手間やご近所に事情を知られてしまうリスクも抱えることになります。
本記事では、離婚時の不動産売却において早期に現金化でき、周囲にも知られにくい「不動産買取」という解決方法について、メリットとデメリット、売却までの具体的な流れについて解説します。
離婚後の新しいスタートに向けて、不安を解消しつつ後悔のない不動産売却を進めたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。
- この記事の要点
- Q:離婚時の不動産買取は、離婚成立前と成立後のどちらに進めるべきですか?
- A:離婚成立前後のどちらが適切かは、名義や住宅ローン、財産分与の状況によって異なります。理由は、共有名義では夫婦双方の同意が必要で、売却代金の分け方も事前に整理する必要があるためです。手続きの順序に迷う場合は、ローン残債と希望時期を確認のうえ、弊社にご相談ください。
離婚時に不動産買取を選ぶメリット

離婚を機に不動産を売却する際、買取には主に現金化の早さや秘匿性などの利点があります。
まずは、不動産買取の具体的なメリットについて解説していきます。
スピーディーな現金化
不動産買取は、不動産会社が直接買主となるため、購入希望者を探す販売活動が不要です。
仲介では成約まで3か月から半年ほどかかりますが、買取なら査定後すぐに契約へ進みやすいでしょう。
また、必要書類や条件が整っていれば、数日から1週間ほどで契約し、1か月以内に決済できるケースもあります。
早く現金化できれば、新居の初期費用や引っ越し代など、新生活の資金を確保しやすいです。
さらに売却時期が早めに決まることで、住宅ローンや固定資産税などの支払い計画も整理できます。
保有中の維持費がいつまで続くか見通せる点も、離婚後の暮らしを落ち着いて整えるうえで安心材料となるでしょう。
周囲に知られず売却
仲介では、物件情報をサイトやチラシに掲載し、複数の購入希望者による内覧へ対応するのが一般的です。
一方、買取は不動産会社とのやり取りが中心となり、広く広告を出す必要がありません。
また、室内や外観の確認も担当者が1回から2回ほど訪問する程度で、多くの人が出入りする状況を避けやすいでしょう。
近隣には通常の来客や点検のように見えるため、離婚や売却の事情を知られにくい点が魅力です。
さらに内覧のたびに片づける手間がなく、仕事や子育てと並行しながら手続きを進められます。
周囲の目を気にせず相談できる環境は、離婚協議中の心理的な負担を和らげ、冷静な判断にもつながるでしょう。
財産分与の計画が容易
不動産買取では、提示された金額に合意すると売却額が早めに確定し、手取り予定額を計算しやすくなります。
売却代金から住宅ローン残債や登記費用などを差し引けば、財産分与の対象額も把握しやすいでしょう。
また、婚姻中に夫婦で築いた共有財産は、原則として公平に分ける方針が協議の基準となります。
数字が明確になれば、養育費や慰謝料、新居への引っ越し費用についても検討しやすいです。
さらに、今後の生活費や貯蓄目標まで整理できるため、離婚後の将来設計を現実的に組み立てられます。
売却代金の分配方法を離婚協議書などに記しておけば、認識のずれを防ぎ、手続きも進めやすくなるでしょう。
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注意したい不動産買取のデメリットと対策

前章では買取のメリットについて述べましたが、売却において注意すべき点も、気になりますよね。
ここでは、不動産買取のデメリットと、その対策について解説します。
売却価格が下がる理由
不動産買取の価格は、仲介で個人へ売却する相場と比べ、おおむね70%前後になる傾向があります。
これは、不動産会社が物件をリフォームし、新たな買主へ再販売する仕組みだからです。
また、再販予想価格からは、取得費用や改修費用にくわえ、販売までの維持費や広告費なども差し引かれます。
とくに水回りや内装の状態によっては、工事費が数百万円以上になるケースもあるでしょう。
さらに、不動産会社は再販時の価格変動や売れ残るリスクも考慮し、必要な利益を含めて査定します。
売却額は低くなりやすいものの、修繕や販売活動をせず、現状のまま早く手放せる点とのバランスで判断することが大切です。
オーバーローンの注意
オーバーローンとは、住宅ローン残債が買取額を上回り、売却代金だけでは完済できない状態です。
不動産を引渡すには、設定された抵当権を抹消するため、原則としてローンを全額返済する必要があります。
一方、買取額が残債を上回るアンダーローンなら、売却代金で完済しやすいでしょう。
しかし、残債が3000万円で買取額が2500万円なら、差額の500万円を自己資金などで補わなければなりません。
また、印紙代や登記費用なども発生するため、手元資金を含む計算が欠かせません。
まずは返済予定表で残高を確認し、不足が見込まれる場合は、離婚協議と並行して早めに金融機関へ相談しましょう。
複数社比較で最適な業者選び
不動産の買取査定には全国一律の価格基準がなく、各社の販売力や得意な物件によって提示額と条件が異なります。
そのため、3社から5社へ査定を依頼し、提案内容を比べることが重要です。
また、比較する際は金額だけでなく、引渡し時期や残置物の扱い、追加費用の有無まで確認しましょう。
査定時には、境界確定測量図や修繕履歴、建物状況調査の報告書などを用意すると、判断が進みやすいです。
さらに、不要な家具を自分たちで処分する場合は、その旨を伝えることで条件が変わる可能性もあります。
複数の提案と担当者の説明を見比べ、金額の根拠や手続きへの対応力にも納得できる会社を選ぶと安心でしょう。
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離婚時に不動産を買取で売却する際の流れ

ここまで買取のメリットやデメリットを解説しましたが、実際の売却手順も、おさえておきましょう。
最後に、離婚時に家を買取で売却する具体的な流れについて解説していきます。
名義とローン残債確認
まずは最新の登記事項証明書を取得し、甲区に記載された所有者名義と、持分割合を確認します。
共有名義の家を売却する場合は、原則として夫婦双方の同意が必要となり、契約書への署名や捺印も求められるでしょう。
次に乙区を見て、住宅ローンに関する抵当権の有無と、権利者である金融機関を調べます。
また、ローン契約書も用意し、債務者や連帯保証人、ペアローンなどの契約状況を整理することが大切です。
そのうえで金融機関へ連絡し、決済予定日時点の残債や利息、一括返済の手順を確認しましょう。
買取額だけで完済できない可能性があれば、不足分の準備方法についても早めに相談しておくと安心です。
最適な買取業者の選定
権利関係とローン残債を確認できたら、複数の不動産会社へ査定を依頼し、価格や売却条件を比較します。
提示額が高くても費用が加算される場合があるため、諸費用を差し引いた最終的な手取り額を確認しましょう。
また、引渡しの希望日や転居予定を伝え、無理なく対応できる日程を相談することも大切です。
不要な家具や家電については、自分たちで処分する範囲と買取会社へ任せる範囲を明確にします。
さらに、紹介による仲介手数料の有無や、売却後の契約不適合責任についても確認が必要です。
買取では免責となる場合もありますが、契約前に特約事項まで読み、疑問点を解消してから依頼先を決めてください。
売買契約と引渡し準備
買取先が決まったら、登記済権利証や実印、身分証明書、納税通知書などを準備します。
印鑑登録証明書は発行から3か月以内のものを求められることが多いため、契約日程に合わせて取得しましょう。
また、離婚協議書案がある場合は、売却代金の振込先や分配方法を夫婦間で共有し、認識をそろえておくと安心です。
売買契約の当日は、価格や引渡し条件、手付金などを最終確認して署名と捺印をおこないます。
その後、金融機関へ一括返済を申し込み、買取会社や司法書士と調整して決済日を決めてください。
決済日に残代金の受領、ローン完済、所有権移転登記を進め、最後に鍵と必要書類を渡せば手続きは完了です。
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まとめ
離婚時の不動産買取は、仲介に比べて1か月以内と現金化が早く、周囲に知られずに売却できるため、財産分与の計画を立てやすいのが大きなメリットです。
売却価格が相場の70%前後に下がる点や、オーバーローンには注意が必要ですが、3社から5社に査定を依頼して比較することで対策が可能です。
実際の売却手続きは、名義やローン残高の確認から始まり、複数業者から最適な依頼先を選定して、売買契約と引渡しに進むとスムーズに完了するでしょう。
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