
空き家は買取で処分するのが良い?メリット・デメリットや流れを解説

空き家を放置すると倒壊や火災の恐れがあるだけでなく、固定資産税が課されるため、早く処分したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
空き家を処分する際には、仲介による売却と不動産会社の買取の2種類の方法がありますが、状態が悪い場合は買取のほうが処分しやすい可能性があります。
そこで今回は、空き家を買取で処分するメリット・デメリットと、買取を利用する際の流れについて解説します。
空き家を所有しており、売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
- この記事の要点
- Q:空き家を買取で処分する場合、仲介と比べてどれくらい価格が下がるのでしょうか?
- A:空き家を買取で処分する場合、市場相場の50〜80%が目安となるので、価格は20~50%下がります。
買取業者は買取後にリフォームや解体を行い再販売するため、その費用や利益分を差し引いて買取価格を決めるのです。
そのため、早期処分を優先するのか、高値を重視するのかを判断することが大切と言えるでしょう。
空き家を買取で処分するメリット

冒頭でもお伝えしましたが、通常、不動産を売却する際には、不動産会社に仲介を依頼して買主を探す方法と、不動産会社の買取を利用する方法の2種類があります。
物件の状態や立地条件が良い場合は、仲介で買主を探したほうが好条件での売却が望めるかもしれません。
しかし、長年放置していた空き家や、需要が低いエリアの場合は、買取のほうが向いています。
その理由としては、空き家を買取で処分する場合、以下のようなメリットを得られるためです。
●早く現金化できる
●取り壊しの必要がない
●家具付きで処分できる場合がある
●契約不適合責任が免責になる
どういうことなのか、メリットの内容について順番に解説します。
メリット1:早く現金化できる
仲介で売却する場合は、売却活動をおこなって買主を募るため、売却までに3か月~半年程度かかるのが一般的です。
物件の状態や立地条件が悪いと、それ以上かかることもあります。
また、買主が見つからなければ売却することはできません。
一方、買取は、不動産会社が買主となって直接不動産を買い取る方法です。
不動産会社が提示する査定価格に納得すれば、すぐに契約に進み、契約後1週間~1か月程度で現金化できます。
仲介のように、売却活動をおこなう必要がないため、早く処分したい方におすすめです。
メリット2:取り壊しの必要がない
空き家の状態が悪いと、空き家を取り壊して更地にしてから売り出すケースもあります。
空き家を取り壊すためには、多額の費用がかかります。
しかし、買取の場合は、空き家が建った状態で買い取ることができるため、売却前の出費を抑えられる点もメリットの1つです。
メリット3:家具付きで処分できる場合がある
不動産を売却するためには、家具などの家財道具はすべて撤去してから売却するのが基本です。
しかし、不動産会社によっては、家具付きで買い取るケースもあります。
家具を処分する手間と費用が省けるため、短期間で処分できます。
メリット4:契約不適合責任が免責になる
不動産を売却する際には、契約不適合責任に注意が必要です。
契約不適合責任とは、不動産の売却後に契約内容とは異なる瑕疵(欠陥や不具合)が見つかった場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。
契約不適合であるとみなされると、買主から損害賠償や契約解除を求められる恐れがあります。
築年数が古い空き家の場合、瑕疵がある可能性が高いです。
したがって、仲介で売却するのであれば、空き家の状態を確認し、瑕疵を修繕してから売却する必要があります。
もしくは、買主に告知し、合意のうえ契約書に記載して契約を結べば、契約不適合責任のリスクを軽減できます。
しかし、契約書に記載した箇所以外で瑕疵が発覚する可能性があるため、注意しなければなりません。
買取の場合、買主は不動産会社であるため、契約不適合責任が免責になるのが一般的です。
売却後に、瑕疵があるのではないかと不安に思う必要がないため、安心して処分できます。
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空き家を買取で処分するデメリット

空き家の買取は、売主にとって多くのメリットが得られます。
しかし、注意すべきデメリットもあるため、メリットとデメリットの両方を把握したうえで検討することが大切です。
そこで次に、空き家を買取で処分する場合に生じるデメリットについて解説します。
空き家の買取で注意すべきデメリットは、以下の2つです。
●仲介より価格が安くなる
●買い取ってもらえない場合がある
デメリットの内容について、順番に解説します。
デメリット1:仲介より価格が安くなる
仲介は、売却活動によって好条件で購入してくれる買主と取引できるため、高値で売却できる可能性があります。
買取は、不動産会社が物件を買い取ったあと、リフォームなどをおこなって付加価値を高め再販売するのが一般的です。
つまり不動産会社は、リフォーム費用や諸経費などを考慮した価格で買い取るのです。
したがって、仲介で空き家を売却するより、価格が安くなることを頭に入れておく必要があります。
なお、買取価格の相場は、仲介で売却する場合の価格の50%~80%程度です。
デメリット2:買い取ってもらえない場合がある
先述のとおり、不動産会社は再販売することを前提に物件を買い取ります。
しかし、買い取ってリフォームをおこなっても買主が見つからないような需要が低い立地の場合は、再販売できない可能性があります。
また、空き家の状態が悪く、解体して更地にする場合、更地の販売価格より解体費用のほうが高くなるようであれば、不動産会社は利益を出すことができません。
つまり、不動産会社が再販売できない、あるいはコストがかかりすぎる空き家は、買い取ってもらえない可能性があります。
どんな空き家でも買取で処分できるわけではないことを頭に入れておきましょう。
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空き家を買取で処分する際の流れ

実際に空き家を買取で処分する場合、どのように手続きを進めれば良いのか、事前に知っておくとスムーズですよね。
そこで最後に、空き家を買取で処分する際の一連の流れについて解説します。
買取の流れは、以下のとおりです。
●不動産査定を依頼する
●不動産会社と売買契約を結ぶ
●決済・引渡し
具体的な手順について解説します。
不動産査定を依頼する
空き家をいくらで買い取ってもらえるのか、不動産会社に査定を依頼します。
仲介の場合は、査定価格を参考に売主が販売価格を設定しますが、買取は査定価格がそのまま買取価格になります。
不動産会社と売買契約を結ぶ
買取価格に納得したら、不動産会社と売買契約を結びます。
仲介の場合、取引が成立すると不動産会社に支払う仲介手数料が発生しますが、買取の場合は不要です。
決済・引渡し
売買契約を結んだあと、1週間~1か月程度で売却代金が入金されます。
入金を確認したら空き家を引渡し、所有権移転登記をおこなって売却の完了です。
このように、買取の流れは仲介に比べてシンプルです。
売却期間も仲介より短く、内見の立会いや買主との条件交渉をおこなう必要もありません。
したがって、空き家を早く処分したい方や、遠方に住んでいて何度も現地に足を運ぶことができない方に向いています。
また、仲介による売却活動をおこなっても、なかなか買主が見つからないケースも、買取がおすすめです。
空き家は、築年数が経過すればするほど劣化が進みます。
売却期間が長引けば老朽化し、資産価値が下がるため、早めに売却することを検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
空き家を売却する際には、不動産会社の仲介で買主を探す、もしくは不動産会社の買取を利用する方法があります。
築年数が古い空き家や需要が低い立地にある場合は、仲介で売却活動をおこなってもなかなか買主が見つからない可能性があります。
買取は、仲介より売却価格が安くなりますが、状態が悪い空き家でもそのまま処分でき、現金化も早いため、不要な空き家で早く処分したい場合は買取を検討するのがおすすめです。
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