
空き家管理を自分でおこなう方法とは?管理の目的や必要な道具も解説

空き家を所有している場合、適切な維持管理が求められます。
管理を怠ると、さまざまなリスクが生じるからです。
今回は空き家管理を自分でおこなう方法や目的、必要な道具について解説します。
空き家を所有している方は、ぜひ参考してみてください。
- この記事の要点
- Q:空き家管理は自分でおこなう場合、どのくらいの頻度で訪れるべきですか?
- A:月に1回程度の訪問が理想です。
定期的に換気や通水を行うことで建物の劣化を防ぎ、雨漏りや設備不良などの異常にも早く気づけます。
訪問頻度が下がると湿気や害虫が発生しやすくなり、特定空家に指定されるリスクも高まるため、無理のない範囲で継続することが大切です。
空き家管理を自分でおこなう目的とは?

まずは、空き家管理を自分でおこなう目的について解説します。
建物の老朽化が進んでしまうから
目的としてまず挙げられるのが、建物の老朽化が進んでしまうからです。
家は人が住まなくなると、急速に劣化すると言われています。
その主な理由は換気不足です。
空き家はドアや窓が開放されず、閉め切った状態になります。
閉め切った状態の家は空気が滞留し、カビや湿気を発生させてしまいます。
そうすると、建物の重要な構造部分が傷んでしまい、最終的には建物の劣化が進み、修繕が難しくなる恐れがあります。
そのような空き家は資産価値の低下を招いたり、売却したくても買い手が見つからなかったりする可能性があるため、自分で維持管理していく必要があるでしょう。
建物の異常に気付きにくくなるから
空き家を放置してしまうと、建物の異常に気付きにくくなります。
たとえばガス機器が故障したり配線が傷んだりしてガス漏れが起きた場合、火災や爆発が発生するかもしれません。
火災や爆発が起きてしまうと、自分で対応することは難しいため、緊急車両の要請が必要です。
人が住んでいる家であれば、ガスのにおいや配線の不具合など、異常に早く気づくことができます。
自分で管理することによって、火災や爆発を未然に防止でき、大惨事を回避できるでしょう。
また、空き家を所有するうえで注意したいのが、雨漏りです。
雨漏りが一度でも生じた家は、資産価値や売却のしやすさに影響が出てしまいます。
空き家の場合「気付いたときには家全体が雨漏りしていた…」といった事態も招きかねません。
雨漏りは、天井のシミやクロスの剥がれなどで気づくケースが多いです。
建物の異常や雨漏りの早期発見が、自分で管理する目的の一つといえます。
特定空家に指定される可能性が高くなるから
自分で管理する目的として、特定空家に指定される可能性が高くなることも挙げられます。
特定空家とは、放置することによってさまざまなリスクが生じる空き家のことです。
自治体が放置することが望ましくないと判断した場合、特定空家に指定されます。
特定空家に指定された場合、固定資産税の減税を受けられなくなったり、空き家が強制的に解体されてしまったりします。
指定される可能性がある空き家は、下記のとおりです。
●適切なメンテナンスがおこなわれず、倒壊の恐れがある
●伸び放題になった庭の雑草や放置されたごみによって害虫や異臭が発生している
●外壁の落書きや割れた窓ガラスが放置され景観が悪くなっている
●門やドアが施錠されておらず不法侵入や犯罪の温床になり得る
自治体からの指示や勧告にしたがって、上記の状態を改善すれば、特定空家に指定されるリスクを軽減できます。
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空き家を自分で管理するために必要な道具

続いて、空き家を自分で管理するために必要な、服装や道具について解説します。
服装
空き家の管理を自分でおこなうときは、汚れても問題なく、かつ動きやすい服装がおすすめです。
夏に掃除する場合、蚊や蜂に刺される可能性もあります。
そのため、あまり肌を露出しない服装が良いでしょう。
長袖と長ズボン、必要に応じて軍手を着用して作業し、作業は日中に行うなど、安全面にも配慮して進めましょう。
掃除道具
空き家を適切に維持管理していくためには、換気や掃除が欠かせません。
そのため、掃除道具を持参します。
あると便利な掃除道具は、下記のとおりです。
●掃除機
●ほうきとちりとり
●洗剤と雑巾
●ごみ袋
●バケツなど
電気がとおっている場合、掃除機があると便利です。
掃除機があればスムーズに埃やごみを除去することができます。
電気がとおっていなければ、ほうきとちりとりを掃除道具として持参なさってください。
また、床や壁を拭くための雑巾やバケツ、洗剤などもあると便利です。
ごみ袋があれば、敷地内にあるごみや不用品を処分する際に役立ちます。
懐中電灯
必要な道具として、懐中電灯も挙げられます。
作業が長引いてしまった場合、電気が使えなければ室内が真っ暗になってしまいます。
足元を照らしたり安全に作業したりするためにも、懐中電灯はあった方が安心です。
天井裏や床下の状態を確認するときにも、懐中電灯が役立つでしょう。
カメラと筆記用具
カメラと筆記用具も、できれば持参したい道具の一つです。
雨漏りや外壁のひび割れなどは、訪問するたびに進行状態を調べる必要があります。
毎回同じ角度から撮影し、不具合がどのくらい進行しているのかを確認します。
そのときに気付いたことや、次回どのような作業をおこなうかを忘れないよう書き残すために、筆記用具もあると安心です。
スリッパや上履きなど室内用の履物
空き家は床に誇りや垢が溜まりやすくなっています。
そのため、室内で履くための履物を持参するのがおすすめです。
足裏の怪我の予防にもつながります。
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空き家の管理を自分でおこなう方法

最後に、空き家の管理を自分でおこなう方法について解説します。
ポストをチェックする
管理方法としてまず挙げられるのが、ポストをチェックすることです。
郵便局に転居届けを出していても、ダイレクトメールやチラシ、地域新聞などが投函されてしまいます。
ダイレクトメールやチラシでポストが満杯になってしまうと、人が住んでいないことが、周囲に把握されてしまうでしょう。
空き家であることが分かれば、放火や不法侵入といったトラブルのリスクが高まります。
そのため、ポストを適宜チェックし、中身を空にしておくことが大切です。
ダイレクトメールやチラシが投函されないようにするために、投函口をテープで塞ぐ方法もあります。
しかし、この方法は人が住んでいないことが一目で分かってしまうため、好ましい方法とはいえないでしょう。
ポストが満杯にならないよう、不要なものはなるべくすぐに処分するのがおすすめです。
換気をおこなう
管理の方法として、換気をおこなうことも挙げられます。
先述のとおり、人が住んでいない家が急速に劣化する理由は、換気不足です。
そのため、空き家を適切に維持管理するためには、換気が欠かせません。
限られて時間で効率良く換気をおこなうポイントは、下記のとおりです。
●開口部をすべて開ける
●対角線上に窓を開放する
●押し入れやクローゼットもすべて開ける
換気をおこなうときは、ドアや窓などの開口部をすべて開けるのがポイントです。
対角線上に開放すると風のとおり道ができ、空気がスムーズに循環します。
また、押し入れやクローゼット、パントリーといった、収納スペースもすべて開けてください。
収納スペースは湿気が溜まりやすいため、閉め切った状態が続くとカビが発生する恐れがあります。
通水をおこなう
通水とは、水道の水を流すことです。
通水によって、下水のにおいを軽減したり、害虫の侵入を防いだりすることができます。
水道管の劣化や水漏れを確認するのも、通水の目的です。
キッチンや洗面、浴室や庭にある、すべての蛇口から1分以上は水を流すようにします。
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まとめ
自分で空き家を管理する目的は、老朽化を遅らせることや特定空家に指定されるリスクを軽減させるためです。
掃除道具や懐中電灯、筆記用具など必要な道具を持参して、掃除やメンテナンスをおこなってください。
換気や通水など適切な方法で維持管理していくことにより、所有するリスクを軽減することができます。
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